GWに確認すること!〜英語・数学編〜

GWに確認すること!〜英語・数学編〜

こんにちは!

絶賛GW中ですが、いかがお過ごしですか?
先日、塾生に「GWって何の略だと思う?」とお馴染みの大喜利的なムチャ振りをしてみたところ、「えっ、フツーにゴールデンウィークじゃないの?」と生徒からド正当な回答をされました。。。
それに対して僕が「違うよー。GWはガッコウノワークだよ!だから休み前にテスト範囲が配られるんだ。」と答えると、教室内がなんとも言えない静寂に包まれたので、すかさず「えっ、もう一回言おうか?」と自分にツッコミを入れ、場をほぐしておきました。笑
さて、そんな冗談はさておき、今日で平成が最終日ひらめき電球
明日からは令和時代に突入となりますが、本日はすぐそこに迫った中間テストへ向けて【中学生がGWに確認すること〜英語・数学編〜】をまとめてみましたので参考にしてくださいニコニコ
【中学1年生】
●英語編
中間テスト範囲はアルファベットや簡単な単語が中心で平均点も90点ほどなので、正直あまり差がつきません。
ただ、意外に点数を落としやすいのはローマ字です。
てんぷら、ほっかいどう、じゅうどう、すもう、などしっかり書けますか?笑
不安な生徒は、GW中に確認しておきましょう。
この辺もバッチリ!という生徒は、期末テストの範囲であるbe動詞と一般動詞の使い分けをマスターしてくださいパー
中2.中3生で英語が苦手!という先輩は、大体この使い分けでつまづいてます。
逆にこの使い分けができると、英語が好きになりますよニコニコ
簡単に説明すると、be動詞とは”状態”や”存在”を表す場合に使い、一般動詞は”動作”を表す場合(「ウ」段で終わる日本語の動詞だと思ってください)に使います。
おそらく、学校の先生は「be動詞は『〜です』という意味です」と教えますが、正直理解できていない子が多いです。
ですので、私が教室で教える場合は「be動詞は”状態”と”存在”を表す時に使うのだよ!”動作”を表す時は使わないよ!」と教えます。
例えば、
I am a student.
→私は生徒という”状態”です。つまり、「私は生徒です」の訳になります。
I am in Kyoto.
→私は京都に”存在”します。つまり、「私は京都にいます」と訳します。
このように理解しておくと、以下のような間違いがなくなります。
×I am go to school.
→「行く」は”動作”を表すので(「ウ」段で終わる日本語の動詞)、一般動詞のgoだけを使います。(be動詞は使わない)
正しくは、
⚪︎ I go to school.
この辺りのbe動詞と一般動詞の使い分けをしっかりできるようにし、さらに主語によってbe動詞の使い分け(主語がIのときはam、主語がyouと複数のときはare、主語が3人称単数のときはis)をできるように、そして一般動詞の3単現のSへとつながっていきます。
余裕がある生徒は、この辺まで確認しておきたいですね!
●数学編
中間テストの範囲はおおよそ正負の数の乗法あたりまで。
中学校初の定期テストなので、教科担任も難しいテストは作りませんが、小学校の単元テストとは問われる内容が変わってきます。
まずは、新しく出てくる語句の意味をうやむやにせずにしっかりと理解すること。
例えば、自然数や絶対値、加法・減法、交換法則・結合法則など。
「自然数とは何ですか?」「絶対値とは何ですか?」「減法の結果を何といいますか?」「結合法則を使って解きなさい」などの問いに、しっかりと答えられるようにしましょう。
こういった語句の意味を理解しているかどうかもテストで試されます。
あとは正負の数における加法の計算方法(異符号と同符号の2パターン)や減法から加法への書き換え、さらにはかっこのある式からかっこの無い式への書き換えなど。
これには「反対の意味をもつ言葉」を使った書き換えをスムーズにできる必要があります。
例えば、「+5小さい」を大きいという言葉を使って表すと「-5大きい」と書き換えられます。(+5小さいと-5大きいは同じ意味)
ちなみに塾生には瞬時に変換できるまで、繰り返してもらいます。
その上で減法から加法への書き換えを教えます↓
(+1)-(+5)
この式の指示は「+1よりも+5小さい数を求めなさい」です。(※加法の場合は「大きい数を求めなさい」、減法の場合は「小さい数を求めなさい」という指示)
ですので、反対の意味の大きいという言葉を使うと「+1よりも-5大きい数を求めなさい」と書き換えられます。
したがって、もとの減法の式(+1)-(+5)は加法の式(+1)+(-5)に書き換えられ、あとは加法の計算方法で答えを求めれば良いのです。
加減はそんなところです。
次は乗除。
先日、ある中1生に「何で異符号の数の乗除は答えの符号がマイナスになり、同符号(マイナス×マイナス)はプラスになるか考えてきて!」と無茶振りを宿題にしました。笑
おそらく、中1生の半分以上が「そうなるもの」と教わり、暗記でスルーしてしまうでしょう。
他の中1男子に「中学校に入ってからは答えだけでなく、なぜそうなるのか?を突き詰める習慣をつけないと数学が苦手になるぞ!」と伝えましたが、そのはじめの一歩がこの符号問題。
ここを暗記でスルーしてしまうから、後々半数の生徒が数学についていけなくなるのです。
説明します↓

まずは小学校のおさらいから!

(+2)×(+3)=+6

これは「(+2)を3回たす」と考えることができます!

つまり、乗法(かけ算)は加法(たし算)に書き換えられます。

(+2)+(+2)+(+2)=+6

では、(-2)×(+3)=???

これも加法に書き換えると、、、

(-2)+(-2)+(-2)と考えることができます!

加法の考え方を理解していれば、答えは求まりますよね?

正解は、-6です!!

ちなみに乗法(かけ算)は順番を変えても答えは一緒なので(他にも考え方がありますが)、

(+3)×(-2)も答えは-6です!

そして、除法(わり算)も乗法(かけ算)に変えて考えば同じこと!

このように自分なりに理解をしてから、マイナス×マイナスはプラスになり、マイナス×プラスはマイナスになると覚えるようにしましょう!(いきなり暗記するクセがつくと、そのうち数学が嫌いになってしまいますあせる
【中学2年生】
●英語編
まずは何といっても、不規則動詞変化表を見て過去形をしっかり覚えましょう!(余裕がある生徒は過去分詞形まで)
遅くともこの時期に覚えておかないと、今後ズルズルといってしまい英語が嫌いになってしまいますあせる
ですので、きっちりと覚えてくださいねニコニコ(1度覚えると忘れませんパー
その上でbe動詞の過去形、さらには過去進行形をマスターすること。
そこまで完璧になってから、be going to ~やwillといった未来を表す文に入ってください。
●数学編
どの学年もはじめの単元はいわゆる計算形ですが、中でも中2数学は比較的易しい単元の「式の計算」からはじまります。
ただ、単項式や多項式、次数など新しい言葉が出てくるので、この辺はしっかりとおさえておきましょうニコニコ
その辺をクリアしたら「式の計算の利用」に入りますが、この中の「文字を使った説明」で差がつきます。
偶数や奇数、さらには2けたの整数などを文字を用いて表し、自分で説明しなければなりません。
また、2学期には図形の証明も控えているので、今のうちから根拠や要素を踏まえ筋道を立てる習慣をつけておくと良いです。
当塾で使用している通称「ムチャ振りプリント」を下に載せますので、これさえ理解すれば「文字を使った説明」はバッチリですよビックリマーク
以下の問いに答えられるかな?
Q1.単項式と多項式の違いは?→A. 単項式の例 3a, ab, y, -2
数や文字についての乗法(かけ算)だけでできている式!3a=3×a, ab=a×b

※y , -2のように、文字や数字が1つだけの場合も単項式と考える。

Q2.次数ってなに?

→A.かけられている文字の個数!(係数とゴッチャにならないように!!)

単項式3abcの場合→3abc=3×a×b×cなので、かけられている文字の個数は3つ。

よって、次数は3になります!

※多項式の場合は注意が必要

3abc+xy+z→まずは各項の次数を考えてみる!

ブツっと切り離して考えると、3abcの次数は3。

+xyの次数は2、+zの次数は1。

多項式の次数は、各項のうち最高次数を答えるので多項式3abc+xy+zの次数は3になります!

Q3. 二次式って?

→A.次数が2の式を二次式といいます!

例 3abcは何次式ですか。→次数が3なので、三次式。

Q4.同類項って?

→A.同じ種類の項のこと!

要するに、文字の部分が全く同じ項同士を同類項と呼びます。そして、同類項はまとめる(係数をたす)ことができます!

例 +2x-3ab+5x+8ab

この多項式のうち+2xと+5x、-3abと+8abが同類項になります。

これらをまとめる(係数をたす)と7x+5abとなります!

Q5. 連続する3つの整数の和は、3の倍数になる。このわけを、文字を使って説明せよ。

【説明】

連続する3つの整数のうち、真ん中の整数をnとすると、3つの整数はn-1, n, n+1と表される。

それらの和は、(n-1)+n+(n+1)=3n

nは整数なので、3nは3の倍数である。

したがって、連続する3つの整数の和は3の倍数になる。【説明終わり】

※「真ん中の整数をn」のように、説明する際に自分で勝手に文字を使用する場合は、採点者から「nって何だよ!」と突っ込まれないように、あらかじめ宣言(定義)する必要があります。

この問題の場合は、連続する3つの整数(例えば5、6、7のように)のうち、真ん中の整数をnとしますよ、と。

ちなみに1番小さい整数をnとして、残る2数をn+1,n+2としても良いですし、1番大きい整数をnとし、残りをn-1,n-2と表しても構いません。

「nは整数なので、3nは3の倍数」とありますが、この部分で先ほどの3×整数を示せたことになり、「連続する3つの整数の和は3の倍数になる」と結論づけることができます!

ということで、例年生徒たちを見ていると、赤文字部分を理解しにくいようなので、ぜひ覚えておいてくださいね。

※詳細は下の「ムチャ振りプリント」で確認してください。

Q6. 等式2x-2y=-4をxについて解け。

→A.いわゆる等式変形(とうしきへんけい)というものです!

※等式変形はこの後の単元、連立方程式の代入法には欠かせない技なので、必ずできるように。

簡単にいうと、「xについて解け」=「左辺はxだけにしなさい!」ということです(笑)

さっそく、2x-2y=-4を変形してみましょう。

まず、-2yを右辺へ移して、2x=4+2y

次にxの係数である2が邪魔なので、左辺を2でわります。

すると、左辺は2x÷2ですから、xだけが残ります。

x=4+2y

ここで、終わってしまうとダメ!

中1で学習した「等式の性質」であったように、勝手に左辺を÷2したら、右辺も同じ数でわらないといけません。

ということで、右辺全体を÷2。

x=(4+2y)÷2

よって、答えはx=2+yとなります!!!

「文字を使った説明」のムチャ振りプリント↓(ご自由にお使いくださいパー

【中学3年生】
●英語編
まずはしっかりと不規則動詞変化表を覚えることビックリマーク
もちろん過去分詞まで。(原形・過去形・過去分詞形をリズミカルに音読すると覚えやすい)
それらをきっちり頭に入れたら、受け身の文(be動詞+過去分詞)と現在完了形(have+過去分詞)をマスターしましょうひらめき電球
特に現在完了形の3用法を理解し、見分けられるようになると言うことありませんビックリマーク
キチンと理解してくださいねニコニコ
●数学編
塾生にも日々伝えてますが、中3数学に関してはやることが多いショック!あせる
ただ、理解していないのに先に進んでもしかたありません。
この時期ですと、式の展開、乗法公式を見た瞬間1秒以内に答えが浮かぶレベルまで問題を解きまくるグー
なんなら、「え〜、もう答えが頭に浮かんでるから書かなくて良いよね?」と言えるくらいになればOKですニコニコ
因数分解は以下の5パターンに分類されるので、それらを理解し「これは〇〇パターンだ!」と見分けられれば言うことなしですビックリマーク
1.→共通因数を取り出すパターン
2.→乗法公式を使うパターン
3.→共通因数を取り出し、さらに乗法公式を使うパターン(1.と2.の組み合わせ)
4.→共通部分を別の文字に置き換えるパターン
5.→特殊パターン
以上の5つ。
先日、「友達の塾では、もう平方根まで入っているらしいです」と教えてくれた生徒がいましたが、まあ隣の芝生は青く見えるものです。笑
大丈夫、安心してください!!
私は毎年授業を担当しているのでわかりますが、現時点で式の展開、因数分解、それらの利用までをきっちり理解できているなら、それは東葛高校以上へ行ける生徒ですニコニコ
ちなみに各中学校で東葛高校へ合格する生徒は、平均するとクラスに1人程度です。
つまり、それ以外の生徒は理解せず単に進んでしまっているだけなので、気にする必要はありませんパー(これは保護者の方にも言えることです。自分の子と他の子を過度に比較しないこと)
自分は自分、「自分を信じる」と書いて「自信」です。
他人を過度に気にする必要はありません。
と言うより、夢中になって取り組んで入れば周りのことなんて気になりません。
そして、「夢中」は「努力」に勝ります。
そのレベルまでハマってくださいねニコニコ
ここまで解ければ、平方根に進んでも良いかな?という問題を用意してみたので、よかったら目を通してみてください↓
どうでしょうか?
番外編まできっちり解けますか?(それ以外は基本問題なので、GW期間中に解けるようにしよう!)
番外編まで解ける生徒は、次の単元「平方根」に進んでくださいねニコニコ
以上、【中学生がGW中に確認しておきたいこと〜英語・数学編〜】でしたビックリマーク
それでは、引き続き良いGWをパー